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【治療用インソール】メディカルU2インソール
足の土踏まずの頂点付近の痛み。それは有痛性外脛骨かもしれません。
有痛性外脛骨は、若年性のスポーツ障害です。
そんな有痛性外脛骨に関して、お話致します。
まず外脛骨とは、足の舟状骨付近にできる余剰骨(本来は無い骨・余分な骨)のことです。
外脛骨を有する割合は15~20%と比較的高く、両足に形成されることが非常に多いです。
男女比は1:4と、女性に多く発症します。
外脛骨が形成されていても、症状が出ない場合が一般的です。
対して、痛みが生じてしまう場合のことを、有痛性外脛骨と呼びます。
有痛性外脛骨の原因は様々です。
捻挫などの分かりやすい損傷を機に発症することもあれば、オーバーユース・靴の圧迫・筋の牽引ストレスといった慢性的な負担から発症することもあります。
靴の圧迫による原因としては、扁平足により足幅が増加や、外脛骨の過度な隆起、靴ひもの締めすぎといったものが考えられます。
また、体重をかけると内側縦アーチは沈み込み足幅が増加するため、単純に幅広い靴を履けば良いという訳にもいきません。
筋の牽引ストレスによる痛みは、後脛骨筋の収縮に外脛骨が巻き込まれて刺激された結果生じます。
後脛骨筋とは、足のアーチを支える舟状骨に付着している筋肉です。
そのため扁平足の場合は、アーチ・舟状骨が落ち込むことで後脛骨筋が過度に引っ張られ、痛みが出てしまいます。
有痛性外脛骨は大きく3つに分類されており、“Veitch分類”と呼ばれています。
Type1は、外脛骨の大きさが2~3mmの小さいもので腱の中に含まれており、外脛骨のうち30%の割合を占めています。
Type2は、外脛骨が大きく以前までは手術適応と言われておりましたが、今ではインソール療法や運動療法が有効だと報告されています、そして外脛骨のうち60%を占めます。
Type3は、外脛骨の突出が目立つものです。外脛骨のうちかなり少ない割合となります。
レントゲン検査での判断となるため、自身での判断はかなり難しいです。
Type3は顕著な外脛骨の突出があるため、まだ分かるかもしれません。
有痛性外脛骨の対策としては、下記のものが挙げられます。
前提として、多くの場合はいわゆる保存療法で対応できます。
手術適応となるケースは極めて少数です。
痛みが出現したタイミングでは、患部を安静にするのが効果的です。
症状が長引いたり繰り返したりする場合は、インソールが効果的です。
また、継続的な筋トレやストレッチも有効的です。
有痛性外脛骨は、後脛骨筋の影響が大きい疾患です。
そして、後脛骨筋は足のアーチを支える大切な筋肉です。
そのため、インソールは有痛性外脛骨に対してとても有効な対策となります!