2020年3月13日 / 最終更新日 : 2020年6月26日 riki ALL ジャンパー膝(膝蓋腱炎)の原因は慢性的な負担!その症状と対策とは? Tweet Pocket ジャンパー膝とは、スポーツ時におけるジャンプやダッシュなどを繰り返すことで、膝の腱を痛めてしまっている状態のことです。特にバレーボール選手に多い疾患でもあります。また、膝蓋腱炎(しつがいけんえん)と呼ばれることもあります。今回はそんなジャンパー膝に関して、お話します。 ジャンパー膝(膝蓋腱炎)とは? ジャンパー膝は、膝蓋腱炎(しつがいけんえん)と呼ばれることもあります。読んで字のごとく、膝蓋腱という靭帯に炎症が生じてしまっている状態のことです。膝蓋腱は膝のお皿の下にある靭帯で、大腿四頭筋というふとももの大きい筋肉群から繋がる腱です。大腿四頭筋は、膝を伸ばす・着地をスムーズするための筋肉で、スクワットをするときに働く筋肉です。 ジャンパー膝の原因とは? 基本的には、負担が膝蓋骨(膝のお皿)周辺に蓄積するために起こる慢性疾患です。繰り返し行われるジャンプ動作により、大腿四頭筋・膝蓋腱に小さな損傷が何度も生じた結果、膝に痛みが生じます。 中でも下記に当てはまる方は注意が必要です。バレーボール等のジャンプ動作を含むスポーツを行っている成長期(12~20歳)身体がかたい(大腿四頭筋の柔軟性不足)大腿四頭筋の筋力不足 ジャンパー膝の程度(Roelsらによる重傷度分類) ジャンパー膝は、過去にRoelsらによる重症度の分類が発表され、今日でよく用いられています。 Phase 1: スポーツ活動で痛みを自覚するが、スポーツには支障がない。Phase 2: スポーツ活動中・活動後に痛みがあるが、スポーツ活動には支障がない。Phase 3: 痛みが常にあり、スポーツ活動に支障を来す。Phase 4: 膝蓋腱完全断裂 なお、Phase4までいくと手術適応となってしまいますが、極稀なケースです。 ジャンパー膝の対策 ジャンパー膝のPhase1~3の時における対策は次の通りです。ストレッチ(大腿四頭筋・腸腰筋)安静にする・運動量見直し膝サポーターの装着インソールの使用 日々の大腿四頭筋・腸腰筋のストレッチは大切です。筋の柔軟性を確保することは、予防に繋がります。痛みが生じた際には、安静にしたり運動量を見直したりするのも1つの手です。膝サポーターを装着し対応する手もあります。 ですが、安静にする・運動量を減らすことは練習ができないということです。また、膝サポーターは膝の動きに追随せずにズレ落ちる・膝の動きを重たくしてしまうといったデメリットがあります。 対して、インソールによる対応はその点の懸念が必要ありません。インソールによって、足部の機能を取り戻し・補助して、大腿四頭筋の負担を減らします。結果、膝への慢性的な負担は減り、症状の改善・予防に繋がります。そして、靴の中に入れ使用するため、装着による阻害が一切なく、膝の可動性を失いません。 また、もともと足部機能の低下(アーチ機能の低下)がある場合には、足部の骨の配列が整うことで膝の動きを正すことにも繋がります。例えば扁平足であれば、足からの運動連鎖により下腿部・大腿部は内旋という内側への捻じれが生じます。これでは、各下肢関節に捻じれが伴っているため関節へ余計な負担が生じてしまっている状態です。 インソールは、単純な衝撃吸収だけでなく、各運動器の機能を引き出す効果もあるのです。 ジャンパー膝は、慢性的な負担が積み重なり生じる疾患です。慢性的な負担を、練習量を変えずに減らすために、インソールはとても有効です。 運動量を維持しつつ損傷を抑え、またパフォーマンスを向上させるために、インソールを活用しましょう! 目次 U2メディカルインソールメディカルU2インソールWINSOLE(ウィンソール)Qua+(キュアプラス)ハイアーチ・凹足とは?【合併疾患が多い危険な足部状態】母趾の付け根の痛み!種子骨炎・種子骨障害の原因と対策とは?土踏まず(アーチ)がない?簡単な扁平足のチェック方法【+対策】膝の前面の痛み!膝蓋大腿関節症候群と扁平足の関係とは?重心位置とバランス制御、姿勢の関係とは?足の裏のしこり!足底線維腫の原因と対策とは? U2メディカルインソール 詳細・ご購入はこちらから メディカルU2インソール 専門機関において、相談・計測を行っております。あなただけのオリジナルインソールを製作いたします。お近くの専門機関をご紹介いたします。 詳細はこちら WINSOLE(ウィンソール) スポーツの動きに着目し、開発されたインソールです。パフォーマンスの向上まで得る事のできるスポーツに特化した「勝つため」のインソールです。 詳細はこちら Qua+(キュアプラス) 長年のインソール開発より得た日本人の足型をもとに、最も本来の足裏に近い足型を再現。あなたのカラダのケアのお手伝いをします。 詳細はこちら 2021年1月5日ALLriki ハイアーチ・凹足とは?【合併疾患が多い危険な足部状態】“周りから足が甲高と言われた” “足の裏が痛い・たこがある” “よく足をひねる” “靴を履いていると甲が痛くなる” このようなお悩みがある方へ。 ✔当記事の内容 ハイアーチ・凹足とは?合併疾患が多い危険な足部状態! […] 2021年1月5日ALLriki 母趾の付け根の痛み!種子骨炎・種子骨障害の原因と対策とは?“母趾の付け根が痛い” “歩くと母趾が痛む” “種子骨炎・種子骨障害で悩んでいる” “一度良くなっても、また痛くなってしまう” このようなお悩みがある方へ。 ✔当記事の内容 ・母趾の付け根がいたい。種子骨炎・種子骨障 […] 2020年6月4日ALLriki 土踏まず(アーチ)がない?簡単な扁平足のチェック方法【+対策】“周りから扁平足だと言われた。” “自分でも扁平足だと思うけど、確信がない” “すぐ分かる扁平足のチェック方法ってあるのかな?” “扁平足を改善するためには、どうしたらいいんだろう” このようなお悩みがある方へ。 […] 2020年4月20日ALLriki 膝の前面の痛み!膝蓋大腿関節症候群と扁平足の関係とは?膝の前面の痛み。 それは、膝蓋大腿関節痛症候群(しつがいだいたいかんせつつう症候群)かもしれません。 膝蓋大腿関節痛症候群(PFPS:Patellofemoral Pain Syndrome)は、膝の前面に痛みが生じる疾 […] 2020年4月15日ALLriki 重心位置とバランス制御、姿勢の関係とは?重心位置とバランス制御、そして姿勢には深い関係性があります。 まず、理想的な姿勢とはなんでしょうか? 筋の負担が一番少ない姿勢、関節の負担が一番少ない姿勢、心理的に落ち着く姿勢など、様々な意見があります。 姿勢を紐解いて […] 2020年3月25日ALLriki 足の裏のしこり!足底線維腫の原因と対策とは?“足の裏に しこり がある” “足の裏が痛い” こうしたお悩みがある方へ。 それは、足底線維腫症(そくていせんいしゅしょう)かもしれません。 足底線維腫による痛みは、インソールにより軽減することが望めます。 ✔当記事 […] Tweet Pocket
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