ジャンパー膝(膝蓋腱炎)の原因は慢性的な負担!その症状と対策とは?

ジャンパー膝とは、スポーツ時におけるジャンプやダッシュなどを繰り返すことで、膝の腱を痛めてしまっている状態のことです。

特にバレーボール選手に多い疾患でもあります。

また、膝蓋腱炎(しつがいけんえん)と呼ばれることもあります。

今回はそんなジャンパー膝に関して、お話します。

  • ジャンパー膝(膝蓋腱炎)とは?

ジャンパー膝は、膝蓋腱炎(しつがいけんえん)と呼ばれることもあります。
読んで字のごとく、膝蓋腱という靭帯に炎症が生じてしまっている状態のことです。
膝蓋腱は膝のお皿の下にある靭帯で、大腿四頭筋というふとももの大きい筋肉群から繋がる腱です。
大腿四頭筋は、膝を伸ばす・着地をスムーズするための筋肉で、スクワットをするときに働く筋肉です。

  • ジャンパー膝の原因とは?

基本的には、負担が膝蓋骨(膝のお皿)周辺に蓄積するために起こる慢性疾患です。
繰り返し行われるジャンプ動作により、大腿四頭筋・膝蓋腱に小さな損傷が何度も生じた結果、膝に痛みが生じます。

中でも下記に当てはまる方は注意が必要です。

  • バレーボール等のジャンプ動作を含むスポーツを行っている
  • 成長期(12~20歳)
  • 身体がかたい(大腿四頭筋の柔軟性不足)
  • 大腿四頭筋の筋力不足
  • ジャンパー膝の程度(Roelsらによる重傷度分類)

ジャンパー膝は、過去にRoelsらによる重症度の分類が発表され、今日でよく用いられています。

  • Phase 1: スポーツ活動で痛みを自覚するが、スポーツには支障がない。
  • Phase 2: スポーツ活動中・活動後に痛みがあるが、スポーツ活動には支障がない。
  • Phase 3: 痛みが常にあり、スポーツ活動に支障を来す。
  • Phase 4: 膝蓋腱完全断裂

なお、Phase4までいくと手術適応となってしまいますが、極稀なケースです。

  • ジャンパー膝の対策

ジャンパー膝のPhase1~3の時における対策は次の通りです。

  • ストレッチ(大腿四頭筋・腸腰筋)
  • 安静にする・運動量見直し
  • 膝サポーターの装着
  • インソールの使用

日々の大腿四頭筋・腸腰筋のストレッチは大切です。
筋の柔軟性を確保することは、予防に繋がります。
痛みが生じた際には、安静にしたり運動量を見直したりするのも1つの手です。
膝サポーターを装着し対応する手もあります。

ですが、安静にする・運動量を減らすことは練習ができないということです。
また、膝サポーターは膝の動きに追随せずにズレ落ちる・膝の動きを重たくしてしまうといったデメリットがあります。

対して、インソールによる対応はその点の懸念が必要ありません。
インソールによって、足部の機能を取り戻し・補助して、大腿四頭筋の負担を減らします。
結果、膝への慢性的な負担は減り、症状の改善・予防に繋がります。
そして、靴の中に入れ使用するため、装着による阻害が一切なく、膝の可動性を失いません。

また、もともと足部機能の低下(アーチ機能の低下)がある場合には、足部の骨の配列が整うことで膝の動きを正すことにも繋がります。
例えば扁平足であれば、足からの運動連鎖により下腿部・大腿部は内旋という内側への捻じれが生じます。
これでは、各下肢関節に捻じれが伴っているため関節へ余計な負担が生じてしまっている状態です。

インソールは、単純な衝撃吸収だけでなく、各運動器の機能を引き出す効果もあるのです。

ジャンパー膝は、慢性的な負担が積み重なり生じる疾患です。
慢性的な負担を、練習量を変えずに減らすために、インソールはとても有効です。

運動量を維持しつつ損傷を抑え、またパフォーマンスを向上させるために、インソールを活用しましょう!

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